2012/08/07

選択的夫婦別姓はあなたのプライバシーを侵す

  選択的夫婦別姓のない今までは「夫婦であれば同じ姓である」「同じ姓でなければ夫婦でない」と考えられた。
  しかし仮に選択的であっても夫婦別姓が存在するようになれば、その考え方はつかえなくなる。
  「夫婦だと自称するこの名前の違う二人は本当に夫婦なのか?」「夫婦でないという二人が実は夫婦でつながっているかも?」実名を知っても分からなくなる。
  これは社会的な信用を構築していた情報が1つ消えるということだ。 別姓を「認める」といえば制限を撤廃する「自由を増やす」ことのように思えるが、実は別姓を求めない人たちが、今まで名字に情報をもたせていた権利と自由を抹消するということでもある。
  一般に、記号に関して自由にしすぎると、記号を使っていた人の権利を阻害することになる。
  「性別もかえていいです(これは既にそうなった)、名字も好きでいいです、下の名前もかえていいですし、なんならいくつ名前なのっても良いです。実名とかいう堅い考えはやめましょう。いいですいいです好きに決めましょう。なんだったらあいつの名前をコピーして同じ名前にそろえたっていいです。」表面的な自由を求めると、情報には意味がなくなり、情報を使う自由がなくなっていく。
  「おれ結婚してないし。ほら実名が別姓でしょ」と言っても、もう信じる人はいない。情報は霧消し、情報を出したい人々の権利はいつのまにか阻害され、気づいたときには情報が情報でなくなっている。
  もし仮に、自分に影響がないのだから心を広くもとうよ、別姓をみとめてあげようよ、などと考えてるとしたらそれは大間違いで、結婚したら同姓にしようと考えてるあなたの自由を制限することでもあるのだ。
  プライバシー権(積極的プライバシー権:自分の情報を提供するかしないかを決められる権利)の一部が侵される。それと引き替えに、夫婦別姓を認めてあげる。こういうトレードオフの関係にあることを頭にいれて話をすすめなければ、いつのまにか失った権利のほうが多かったということになりかねない。

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